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龍谷ミュージアム『地獄絵ワンダーランド』で学んだこと

 

 

先日の休日は五条の龍谷ミュージアムへ。開催されていた『地獄絵ワンダーランド』では江戸時代を中心に古いものでは南北朝時代、中国では元時代に描かれた数々の地獄絵や、像など貴重な美術品が2フロアに渡って展示されていました。

 

地獄といえば、幼少の頃よく祖母から聞かされていた「ウソをついたら閻魔様に舌を抜かれる」という閻魔様のいる世界。仏教から見た地獄の世界が、時代を越えて多くの人の手で描かれていました。閻魔様は元々はインドの神様。仏教とヒンドゥー教の地獄・冥界の王、死者を裁く神様です。

 

今回、閻魔様の「浄玻璃(じょうはり)の鏡」に素晴らしい学びをいただきました。浄玻璃の鏡とは、閻魔様の横にある水晶の鏡の事です。

 

 

仏教では、人は死後、閻魔大王の前で裁判を受けると言われています。そこで、地獄へ行くか、餓鬼道か、畜生道か、修羅道か、人間道か、天上道かいずれの行き先を言い渡されます。

 

 

閻魔大王は閻魔帳から、その人の善い行いと悪い行ないを見て判決するのですが、判決が不服な時、本人は自己弁護する事ができます。ですが、そこでウソをつくと舌を抜かれてしまいます。なぜウソがばれるのかというと、浄玻璃の鏡に今までの人生が映画のように映し出されるからです。自分の行動や放った言葉が知らないうちに人を傷つけ、どれほど周りの人を悲しませたかということも映し出されるからなのです。

 

 

幼少の頃からの記憶を辿っていくと、両親や友人、今まで関わってきた人の顔が浮かび、胸が詰まりました。謝りたい気持ちと、感謝の気持が湧いてきてガラスケースの前でこみ上げてくるものがありました悪気はなくても結果、傷つけたり悲しませたりしてしまうことがありました。ちゃんと謝る事ができなかったり有難いと思っていても素直に表現できなかったり。。。

 

 

思いがけず、自分の人生を見つめなおす良い機会になりました。これから頑張ろう!自分の人生に責任を持つということ、「ごめんなさい」と「ありがとう」をきちんと言える人間になること、優しい人になること。

 

 

沢山の地獄を見た後に極楽浄土の美しい絵があり、とても有難く思えました。畏れるということも大切ですね。会場の最後には中国のベゼクリク千仏洞の回廊が美しく再現されており、沢山の仏様の中を歩き、魂が浄化されていくのを感じました。

 

 

最近、神社仏閣と美術館巡りを始めました。まだまだ知らない沢山の事を学んでいきたいと思います。

 

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(※ベゼクリク千仏洞を復元した回廊。写真は龍谷ミュージアムのサイトからお借りいたしました。)

 

 

2017.10.18 kizawa

 

 

 


 



 

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